このたびは数多くある馬の写真のサイトからこの『HORSE PHOTOGRAPH』を訪問してくださり、誠にありがとうございます。
以前は約10年間、障がい者乗馬の活動に参加しながら実際に馬と接する経験をしていました。
その後、2013年の初夏から日本中央競馬会(JRA)から取材章を預かり、海外では主にアメリカ合衆国の特に西海岸地区を中心に、他にはドバイ、香港でも撮影しています。特にアメリカ合衆国では『カズ(Kaz)』と呼ばれることが多くなり、プロとしてデビューしたそのアメリカでのクレジット表記も『Kaz Ishida』となったこともあって、現在は日本国内でも同様のものにしていただいております。
国内では競馬雑誌『優駿』、『サラブレ』、JRAのレーシングプログラムなどにも使用していただいています。
アメリカでの撮影ではのちの北米三冠馬となるアメリカンファラオの初勝利を撮影する機会にも恵まれ、2016年にはアメリカのブリーダーズカップでは日本人として初のオフィシャルフォトグラファーになりました。

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メルマガ『馬に近い人間から見た、馬、競馬』について

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2014年6月27日金曜日

宝塚記念と米ブリーダーズカップ

一昨日は大井競馬場にて帝王賞(Jpn1)がおこなわれ、ワンダーアキュートがフェブラリーステークスの覇者コパノリッキーを降して2度目のG1級レース勝利を手に入れました。
ダート競馬のほうはこれで上半期の総決算が終了しました。
明後日の日曜日には阪神競馬場にて芝の上半期の総決算ともいえる宝塚記念(G1)がおこなわれます。

前回執筆した記事にも書きましたが、この宝塚記念の勝ち馬には11月1日にアメリカの西にあるカリフォルニア州のサンタアニタ競馬場にておこなわれるブリーダーズカップターフ(Breeders' Cup Turf,G1,芝2400m,3歳上)への出走資格が与えられるブリーダーズカップチャレンジレースのうちの一つです。
ブリーダーズカップは2日間にかけておこなわれ、距離、馬場、年齢、性別により様々に区分されたレースがあります。またブリーダーズカップチャレンジレースは様々なカテゴリーへの優先出走権が与えられるものがあり、アメリカ合衆国内でその多くが開催されますが、この日本だけでなくオーストラリア、ドイツ、ブラジル、ペルー、チリ、シンガポール、南アフリカ、イギリス、フランス、カナダなど、世界各国でおこなわれています。
何かのご縁でこのウェブサイトに訪問された方には世界各地の競馬は実はつながっている、宝塚記念も実は世界につながっているレースだということを、どこか心の片隅に置いてくだされば幸いです。

ちなみにこのブリーダーズカップ、来年はアメリカ中部のケンタッキー州にあるキーンランド競馬場で2016年には再度サンタアニタ競馬場で、2017年はそのサンタアニタの南の方向にあるサンディエゴ市近郊にあるデルマー競馬場での開催が決定されました。(よろしければこちらの著名なアメリカの競馬ライターのマイケルのサイトの記事(英文)もご覧ください)
キーンランド競馬場での開催もすごく嬉しいです。
昨年の春にキーンランドへ行ったとき、競馬場の駐車場パーティーに招待してくれたクリスタルたち、レース後に一緒にボーリングをやったカーティスやローリーたち写真会社のコーディーフォトグラフィーのメンバー、そしてテスタマッタの生産者のボブにもすごく良くしてもらいました。彼らと再会することも私にとって大きな楽しみの一つになります。
そしてサンタアニタもでしたがキーンランドでも一般のお客さんたちも日本人だとわかると、すごく親切に接してくれます。キーンランド競馬場からおそらく3マイル(約4.5km)もない最寄りのブルーグラス空港(国内線のみ運行)へ日本から直行便で行けないところが不便ですが実際に行ったものとして、ぜひ一度は足を運んで自らの体で感じていただきたいお勧めの競馬場です。

先週、そして今週の火曜日もメルマガ『馬に近い人間から見た、馬、競馬』を発行しました。先週が【偉い2歳馬たち】、今週が【脅威の馬場】というテーマで執筆しております。馬場は今の梅雨の時期にぴったりのテーマを執筆できたと思っております。
またどちらもこのメルマガならでは見方で書いておりますし、もちろんここではちょっと書くことができない内容となっております。
こちらも購読してくださることもお待ちしております。

『ポートフォリオ 2013年 春 アメリカ合衆国』より
2013.4.20 サンシメオンステークス(G3)のゴール前
チップスオールイン(外)とオビアスリー(内)
アメリカ合衆国 サンタアニタ競馬場にて

2014年6月13日金曜日

梅雨入り

関東地方も梅雨に入りました。
梅雨となると雨の日が当然多くなりますが、天気のことで文句を言ったところで何も解決はしません。撮影時にも置かれている条件の中で最大限を尽くすことに変わりありません。
そして生きている誰もが死ぬまで生きねばならないのですから天気次第で気分をよくしたり悪くしたりなどせず、前向きな気持ちで何事にも取り組みたいものですね。

そして日本中央競馬会から取材章を預かりながら撮影をするようになり、ちょうど1年が経とうとしています。かといってそれほど感慨深いという思いはありません。
私の感覚ではあっという間、そんな1年間でした。その間にも生まれ育った関西地方にも足を運ぶことが多く、懐かしい関西弁に触れてたくさんの新たな出会いがあってかなり充実した時間を過ごすことができました。そして競馬以外にもオーストラリアの乗馬雑誌の仕事で京都の下鴨神社、上賀茂神社の神事の馬のお祭りも取材することができました。
しかしこれも取材章を預かるずっと以前も含め、人や馬の出会いがあったからこそ素晴らしい時間になったことは言うまでもありません。今後もこれまでと同様、本物のプロフェッショナルに少しでも近づけるように努力を惜しまずにやり続けるだけです。

ちなみに今月末の6月29日に阪神競馬場にておこなわれる宝塚記念(G1)は、アメリカのブリーダーズカップチャレンジレース(Breeders' Cup Challenge Race)でもあります。
このレースの勝ち馬には11月1日にアメリカのサンタアニタ競馬場でおこなわれるブリーダーズカップターフ(G1,芝2400m)への出走権が与えられます。
ところがこれまでも宝塚記念の勝ち馬が権利を利用してブリーダーズカップに出走したことすらないせいか、日本の競馬ファンの方にもほとんど周知されていない印象が私にはあります。昨年も競馬場からの帰りの電車内で、私がこのことを話して初めて知ったファンの方がおっしゃった「宝塚記念って世界とつながっているすごいレースなんだ」という言葉がいまだに忘れられません。
このことが今後広く周知されてもらいたいと思うのとともに、近い未来には宝塚記念の勝ち馬がブリーダーズカップターフを走ることが当たり前のことになってくれたらと願っています。


火曜日にメルマガ「馬に近い人間から見た、馬、競馬」を発行しました。
今週のテーマは【我慢比べ】です。今回書いたことは馬と実際に携わり続けていくと自然とこのような結論になるんだな、ということに確信を持つことができました。実際に馬に携わっている人も、馬とはどのような生き物かというのを知りたい人にも楽しめる内容であると思います。

そしてもし今後読者の方が増えてきたら売り上げのごく一部ではありますが、私が社会的に意義のあると思う活動をしていて寄付を必要とする団体に、寄付ができるようになればと思っております。ただ実現できるようになっても現実的に考えると一つの団体にごく小額が精一杯であるとも思っております。
とにかくまずは馬の写真撮影に今後も精進するのが第一であることは言うまでもありません。そのうえでこのようなことができるようになることを目指さねば、まさに絵に描いた餅になってしまうことは肝に銘じています。
月毎に購読を希望の方はまぐまぐ版を、1回毎に購読を希望の方はnote版でお願いします。

『ポートフォリオ 2013年 春 アメリカ合衆国』より
2013.4.20 サンシメオンステークス(G3)の勝ち馬チップスオールインとタイラー・ベイズ騎手
 アメリカ合衆国 サンタアニタ競馬場にて

2014年6月6日金曜日

ハープスターはデッドラスト(dead last)

先日の日曜日におこなわれた競馬の祭典、日本ダービーはワンアンドオンリー号が見事な勝利を挙げました。日本ダービー馬として今後、彼がどのような活躍をみせてくれるのだろうか楽しみです。また水曜日の南関東の東京ダービーは圧倒的な支持を集めたハッピースプリント号の圧勝で幕を閉じました。
この2つのダービーは私にとって特別なものです。
そして今度の日曜日にはG1競走、安田記念がおこなわれます。現在は世界の最強馬のうちの1頭なのではと思われるジャスタウェイのレース振りに注目が集まることが予想されます。
どのようなレースになるのか、こちらも楽しみです。


さて、本日は簡単な英語講座のようなものをやってみたいと思います。
私は英文でブログを執筆していたり、海外の者とメールでよくやり取りをしていることもあり、英会話もさぞかし堪能であろうというイメージを抱いている方もいるかもしれません。ところが実際のところは英語が話されている現地に行くと、特に買い物などの日常生活の場面で何を相手が伝えたいのか理解できずに困ることも多々あります。
そのような私は当然のことながら努力し続ける必要があります。そしてそれを継続できるように、競馬レースの映像を見ながら実況を繰り返して聞くこともやっております。
馬のことならば何を言っているのか想像がつきやすいため、私は競馬実況を選んでいます。



アメリカの女傑"Lady Z"ことゼニヤッタが2009年にサンタアニタ競馬場でのブリーダーズカップクラシックを勝ったときのものです。(You Tubeのブリーダーズカップ公式チャンネルより)
このレースではゼニヤッタが後方の位置から最後の直線でごぼう抜きして勝ってしまうのですが、実況で1回目がスタート直後、そして2回目が1コーナーに馬群が来たときに「Zenyatta is dead last(ゼニヤッタイズデッドラスト)」と言っているのが聞こえてきます。
dead last(デッドラスト)とは馬群の最後方を意味します。
つまり今年の桜花賞でのハープスターは英語でいうと最終コーナーまでデッドラストということになります。英語圏のアナウンサーがあのレースを見て実況すると「Harp Star is dead last(ハープスターは最後方だ)」と発する人もいるかもしれませんね。
ちなみに私一人での勉強は限界が当然ながらあります。そのような場合はアメリカ人の友人に聞いたりもします。
こうして国境を越えても助けてもらっているのですから、こちらも何かできることがあれば最大限のことをしてあげたいですね。


さて原則毎週火曜日に発行しているメルマガ『馬に近い人間から見た、馬、競馬』も創刊してから3ヶ月目となりました。読者の皆様には決して目立つ存在ではないメルマガにも関わらずいつもご愛顧、そして盛り上げてくださることに心から感謝申し上げます。
今週のテーマは【思惑どおりにいくわけがない他者】です。
1ヶ月分の購読を希望される方はまぐまぐ版、1回ごとの購読を希望される方はnote版でお願いします。内容は両方とも同じです。


『ポートフォリオ 2013年春 アメリカ合衆国』より
サンタアニタ競馬場では誰もが朝の調教を、調教師たち関係者と一緒の場所で見学することができます
そのときの1枚です
2013.3.25 サンタアニタ競馬場での馬と朝日