このたびは数多くある馬の写真のサイトからこの『HORSE PHOTOGRAPH』を訪問してくださり、誠にありがとうございます。
以前は約10年間、障がい者乗馬の活動に参加しながら実際に馬と接する経験をしていました。
その後、2013年の初夏から日本中央競馬会(JRA)から取材章を預かり、海外では主にアメリカ合衆国の特に西海岸地区を中心に、他にはドバイ、香港でも撮影しています。特にアメリカ合衆国では『カズ(Kaz)』と呼ばれることが多くなり、プロとしてデビューしたそのアメリカでのクレジット表記も『Kaz Ishida』となったこともあって、現在は日本国内でも同様のものにしていただいております。
国内では競馬雑誌『優駿』、『サラブレ』、JRAのレーシングプログラムなどにも使用していただいています。
アメリカでの撮影ではのちの北米三冠馬となるアメリカンファラオの初勝利を撮影する機会にも恵まれ、2016年にはアメリカのブリーダーズカップでは日本人として初のオフィシャルフォトグラファーになりました。

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2015年12月29日火曜日

この1年を振り返って

本年も残りわずかとなりましたが、私のこの1年を振り返ってみます。

今年は3月末にドバイに行き、4月末から5月初めまで香港、5月中旬にはシンガポール、8月半ばから終わりまでアメリカ合衆国のアーリントンとデルマー、10月末に再びアメリカ合衆国、今度はキーンランド、そして今月は再び香港と、アメリカのみならず世界各国の競馬場に行きました。
ちなみに私は欧州は競馬場どころか観光もしたことがなく、今まで一度も足を踏み入れたことがありません。おそらく来年もないだろうと思っております。
あらゆる競馬場の主催者ならびに現地の方たちの協力によって無事終えることができたことには、とにかく感謝しかありません。


ただその中でも特にアメリカならびにアメリカ競馬に関連したものは特別でした。

まずはドバイとシンガポールで、香港のリッチタペストリー(2014年のG1サンタアニタスプリントチャンピオンシップ勝ち馬)を管理しているマイケル・チャン調教師から「You're everywhere(お前はどこにでもいるなあ)」という言葉をいただきました。
マイケルや厩務員のアーヴィンや馬を見ていると私のほうがそのような言葉をかけたくなります。

そしてアーリントン競馬場のフォアフッティッドフォト(競馬場と契約している業者)のライアンからも「You're everywhere」という言葉をいただきました。
これは日本でもかつて川崎競馬山崎尋美厩舎の厩務員の櫻井さんからもいただいた言葉なのですが(もちろんその時は日本語ですが)、私にとっての最高の褒め言葉の一つです。

2015.8.14 アメリカ合衆国 イリノイ州
アーリントンパーク国際競馬場にて


デルマー競馬場では『Welcome back(日本語で『おかえりなさい』の意味にあたります)』という言葉を、プレスボックス(メディアの人間の仕事をする場所です)の方たちだけでなく、競馬場のエレベーターの係の方からデルマー競馬場のCEO(経営最高責任者)まで、あらゆる方たちからいただきました。
日本からアメリカの競馬場に着いたときは「ただいま」という心境になるのですが、実際に「おかえりなさい」と声をかけられるのは大変嬉しいものでした。
香港も大好きになったのですが、それでも「ただいま」という心境になることはありませんでした。

2015.8.19 アメリカ合衆国 カリフォルニア州
デルマー競馬場にて

そして三冠馬アメリカンファラオが引退の花道を飾ったブリーダーズカップがおこなわれたキーンランド競馬場では、日本のG1フェブラリーステークスの勝ち馬テスタマッタの生産者ボブことロバート・ウェストJr.氏、競馬場のトラックフォトグラファーでコーディーフォトグラフィーのチーフカメラマンのカーティスたちとも嬉しい再会をすることができました。

ボブは私にとってケンタッキーのお父さんのような存在で、少しは立派なカメラマンになってレキシントン(キーンランド競馬場の所在地)に戻ってきた自分の姿を見せることができて、本当によかったと思います。
またカーティスたちにはブリーダーズカップ終了後に食事に連れてってもらったりもして、とにかく本当によくしてもらいました。ちなみにカーティスと双子の兄弟のケビンとも初対面をはたすことができまして、彼らのお父さまのジェフ・コーディー氏(2年前に逝去)と私が大変お世話になったシグ・キッカワさんとは長年の友人であったことにも、私は日本人らしく人の縁というものを感じました。
そしてキーンランドでは宿泊する場所が当初見つからなくて困ってしまったのですが、みんな多忙なはずなのに私のために一生懸命探してくれたりもしました。
本当に嬉しく、そして感謝しかありませんでした。
みんなのお互いの近況はインターネットのおかげでわかるのですが、でもリアルで会うことも大事だなというのが、より実感できました。

キーンランド競馬場にあるボブのボックスシート
2013年に撮影

またアメリカの厩舎関係者も私の姿を見ると思い出してくれます。「Congratulations」と声をかけると「アリガトー」とゲイリー(スティーヴンス騎手)やフローレント(ジェロー騎手,本年のG1アーリントンミリオンでザピッツァマンに騎乗して勝利)は、日本人である私に返してくれたりもします。
香港スプリントに出走したモンゴリアンサタデー(BCターフスプリント勝ち馬)に騎乗するために香港にやってきたフローレントと再会ができたのは、日本調教馬が2つの国際競走を勝利したのと同様に嬉しい出来事でした。あと香港では思わぬ形でモンゴル語を使う機会もありましたっけ(笑)ちゃんと通じたので私のモンゴル語もまだまだ鈍っていないようでした。
そういえばアーリントンのパドックで、アンドラシュ(シュタルケ騎手。近年日本で短期免許で騎乗しているドイツ人騎手)から「ゴキゲンイカガー?」と言われたときは一瞬驚いてしまいました(笑)


ちなみに私はアメリカでは『Kaz(カズ)』と呼ばれることが多いです。
『Kazushi(カズシ)』と呼ぶ人もいますが、それだとどうも発音がし難いようでカズだとすんなり言えるようです。またヨーロッパの競馬場でカズというとJRA美浦所属の藤沢和雄調教師になります。伝え聞いた話によるとニューマッケットなどで、そのように呼ばれていたそうです。
またアメリカのどこの競馬場に行っても『Yutaka(ユタカ,武豊騎手)』の名前を聞きます。アメリカでカズというのも、もっと浸透すると嬉しいですよね。そして日本でも私のことをもっと浸透できればと。

そしてこの1年で私にとって第二の故郷とも言えるような存在のアメリカ、生まれ祖国の日本のことがもっと好きになりました。
いつもながら今の私を生かしている境遇や環境、巡り合わせなどにとにかく感謝しかありません。
今年はアメリカンファラオが頑張ってくれたおかげで、私はアメリカ三冠馬のデビュー戦、初勝利ならびに引退レースを撮影したカメラマンだと言えるようにもなりました。
来年はさらにたくさん撮影したものを使用していただく機会が増えるよう、積み重ねていきます。

それではみなさま、よいお年を
Kaz


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これは宣伝です

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『馬に近い人間から見た、馬、競馬』という長いタイトルにしてしまったので『ウマチカ』と短縮することも多いです。もちろんバックナンバーにはアメリカ競馬の様子がもっと身近に感じることができるものも書かれております。
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